お針子蜂の巣のこと

高3の夏休みに作ったキルトの修繕作業 
高3の夏休みに作ったキルトの修繕作業 

 2007年の終わりに繊維を糸に紡ぐ小さな道具、スピンドルに出会いました。

もともと編物が好きだったこともあり、糸を紡ぐのが楽しくて楽しくて、2010年には初めての紡ぎ車を中古で手に入れました。

 

 講習などはたまにしか受けられませんでしたが、本や動画やオンラインクラスなどで少しずつ学ぶうちにやってみたいことがどんどん増え、いろいろな道具を揃えるようになりました。今では、染めたり紡いだり編んだり織ったりといった糸・布関連のことを、日常的に楽しんでいます。

 毎日針を動かすのは、趣味というより「衣食住」の衣のための、家事の一部のつもりでずっとやっています。でも、正直「家事」としてはお金がかかりすぎているので、仕事にして少しでも収入を得たいと思い、また紡ぎをやってみたいと思っている人に情報を分かち合ってお手伝いをしたいと思い、このHPを作りました。

 

 「お針子蜂」というのは、Quilting Bee という言葉を私なりの日本語にしたものです。

  Quilting Beeというのは、開拓時代以降、キルト(パッチワークで作ったカバーやお布団)を作る女性達の集まりのことをいいました。毎日の家事で忙しい主婦達が、教会や地域の活動としてお祝いや慈善のためのキルトを作るとき、それぞれが小さなブロックを担当して前もって家で作りました。そして誰かの家で集まって、それらを縫い合わせて、綿を挟み、キルティング(刺し子のように模様を刺していく)をして仕上げるというものです。

 

 これなら、個々で時間をかけて作るよりも早く作品を仕上げられるメリットがあり、また一緒に手を動かしながらおしゃべりをし(そのにぎやかさが蜂に例えられたようです)、おいしいものを食べて楽しむ、主婦たちの社交の場でもありました。

 

 手仕事が好きな人が集まって、それぞれ好きなものを作ったり、おしゃべりしたり、作品を見せ合ったり、ときにはおいしいものを一緒に食べたりする。そんな楽しい場を作れたらなと願って、「お針子蜂の巣」を始めました。手を動かすのが好きな蜂たちが、たくさん集まってくれたらいいなと思います。              2016.11.1 杉本 知枝

                                                         追記:愛知県春日井市高蔵寺駅付近に巣を作りました。皆さんをお迎えする用意ができましたら、ブログでご紹介いたしますので、もうしばらくお待ち下さい。巣のオープンまでは、申し訳ありませんが講習のご予約はお受けできません。